無言の理由

2001年8月14日

ココロがコトバを司り

コトバが私を語るなら

あなたを傷つけるための

悪意あるコトバとして

あなたに伝わるから

私はコトバを封印します


偽り

2001年8月12日

「君が好きなのは、ホントウの僕じゃない」


ーー目の前のあなたは、誰ですか?ーー




途中

2001年8月10日
フワフワと

行き場を失い

彷徨うあいだ

届かぬ想いに

侍座したる

無償の痛み





あなたへの想いを

海よりも深いとか

宇宙よりも大きいとか

涙よりもオモイとか

コトバにして伝えても

海の深さを

宇宙の大きさを

涙のオモサを

知らないあなたの

知らないわたしの

コイゴコロ


言いたいことは

2001年8月8日
そんなことじゃないのに

コトバはことごとく

ココロを裏切り


結末は


あなたを喜ばせたり

あなたを傷つけたり

蘇生

2001年7月21日

過去の苦い体験は
かき消されたわけじゃないけど
痛みを超えた何かがそこにあり
心に潜む冷たい希望は
元来架せられた使命を求めて
鱗を剥いだ傷跡に
光に似た暗い現実を突きつける


微妙な糸

2001年7月18日

あなたを、待っている


それは

歪んだ心の

正常さを示す

唯一の証

2001年7月17日
あなたの言葉は
切れ味のいいメスのようで
心のひずみで固まった
膿を取り除いた

新しい傷跡に
新しい膿を作るのは
あなたなのに

エネミー

2001年7月15日
前世が存在するならば
きっとあなたは敵だった

命の証

2001年7月13日
あなたが微笑みかける

今この瞬間

するりと

私の手をすり抜ける

刹那の光

虚しさの源で

思い出となった

命の証

階段

2001年7月12日
ねぇ、心は大きくなるの?


あなたと ともに過ごした時間

瘡蓋は剥がされ

黙殺していた

彼方の痛みは

再び蘇生する


涙と比例し

拡大する傷口


否定は誤解を生み

また一つ

刻み込まれた

生まれたての切り傷


それは

あなたへと続く階段

体温のねじ

2001年7月11日
あなたが傍にいなくても

あなたの存在が
心のねじをまわし
血管を丸くさせる 


あなたの温度が必要なとき
追憶だけが意味を持ち
形のない不確かな現実は
体中を駆け巡る血脈となる


不意に零れ落ちる
生温かい落水は
純然な命のエキス

独りでは生きられない
ただ一人の温もり


連鎖

2001年6月8日
切実な熱意を持って

あなたに伝えたい言葉は

空気に触れ、陳腐な音となり

理性を失った企みのように

一瞥の価値すらない


そして


徐に破壊された

言葉のかけらは

いつしか

心のよどみとなり

わたしの声は抹消される


確信

2001年6月7日
手を伸ばして
あなたに触れる

でも

心に触れたのかは
不確かなこと

言葉を声にのせて
あなたに語りかける

でも

心に届いたかは
曖昧なこと

私の内に残る
あなたの体温も
言葉の余韻も
あなたが伝えたかった
真意なのか、もう
詮索するすべはない

交錯

2001年6月2日
満ち足りた心に
潜む暗い影
気付かないふりをして
息をするわたし

晴れわたる空
一点の陰りに
支配される

言葉では説明できず
憂いは隔たりとなり
また遠くなる
あなたとの距離

分かって欲しくて
涙に託した思いは
あなたの一言に
その意味を失う


2001年6月1日
私の中で生きる、
様々な感情


状況が変わっても
襲う波は同じで
後悔も反省も
引き潮の狭間に
置いてけぼり


いつも笑って
寂しさを蹴散らして
前に進めたらいいのに

生身の私は反応する

そしてその度、
先走る自分と戦う


否定は足枷となり
深海へと引きずり込む

遠くに見える光を胸に
涙は海の泡となる


希望

2001年5月28日
起伏する血汐

喚起(かんき)する
忘失した記憶

あなたという
未知の世界へ
漕ぎ出した舟


唯、輝く希望を遠望した

  −−−
堅く閉ざされた、
禁断の埠頭
許されぬ接岸
咆哮のうねりに
眩惑した落涙


力尽きて訪れた終焉
  −−−

記憶を超えて、触れる
あなたの魂

今度こそ諦めず
助け出すの
幽閉された
あなたの声

愛の言葉

Your Voice

2001年5月22日
********
今日は朝からfeeling upset
理由なんて、I don’t know
Maybeあなたからのcallが
待ち遠しいからin my heart

Do you dare to care?

久しぶりに聞くyour voice
電話ではyou’re so kind
Thenあたしの心配して
いつもかき乱すのmy heart

Do you really care?

強いと思っていたmyself
あなたの一言にsensitive
疲れは心地よいmedicine
細胞まで染み渡るyour voice

Do you know I care?
********
-I Hope so!


永遠

2001年5月21日
「君を失いたくない」

あなたは愛の破滅を想定し
終わらない友情を肯定した

「あなたを失いたくない」

わたしは永遠の愛を盲信し
あなたに絶望を告知された


愛の形は様々


大切に思う気持ちは同じでも
決別に向かい、ふたりは
進退を繰り返す

追憶の断片

2001年5月19日
真夜中

私は一人
声を押し殺した

溢れ出る涙の理由は
懐かしい日々を思う
心の片隅にある残像

誰かが救ってくれる
あの人は戻ってくる
吐き出す息は白く
凍えそうな現実


当たり前のように
朝日は照りつける

ブレックファストは
ハム&エッグ

 X X X X X

物置に眠るだんボール箱
捨てられないがらくたの宝箱
飛び出してくる思い出は
私を作り上げた残骸

当分の間
荷物の整理はお断りだ

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